「96チャンネルピペットを使う前はどのようにしていたのでしょう?」

· ユーザー証言

「96チャンネルピペットを使う前はどのようにしていたのでしょう?」

UNTの応用生理学研究室(Applied Physiology Laboratory)では、体重の変化による生理学的・免疫学的影響、および運動後に免疫力を最大限に高めるための栄養学的対策の利用という2つの主要領域に注力しています。また、関連分野の他の研究グループからの受託分析や検査も行っています。ブライアン・マクファーラン教授は次のように説明しています。「私たちはタンパク質やRNAバイオマーカーのマルチプレックス分析を数多く行っています。これには、精密なピペッティングが必要です。ある研究では、 血液サンプル1つ当たり50のフローサイトメトリー調整を行っていました。そうしたサンプルを2,000以上扱っていたのです。大学院生1人と私だけで作業していたので、私たちがやっているピペッティングの作業量を減らす方法が必要だと、すぐに思い至ったのです。」

ブライアンは次のように続けます。「そこで市販品を探しましたが、量が固定されたシステムしかありませんでした。それを使うには、個別のプラットフォームが最大5つ必要になります。私は、発売前のVIAFLO 96をバイオマーカー系カンファレンスで偶然見つけ、ピペッティングヘッドモジュール変更によって容量が変えられることを知りました。これこそが、私の求めていた製品だったのです。カンファレンスのデモ機をトライアル用として梱包し配送していただき、それ以来ずっと使用しています!」

VIAFLO 96は、従来の手持ち式ピペットと同じぐらいの使いやすさで電子工学的ソリューションを実現し、同時に再現性とスループットも向上させています。「私たちの研究の救世主です。これを使ってサンプルをストレージチューブから試薬プレートへ移動して、試薬を添加します。特にLuminex®アッセイやELISAには欠かせません。手持ち式ピペットからVIAFLO 96使用のアッセイへ、非常にスムーズに転換できました。また、特殊なアプリケーションプロトコルの作成やプログラム設定に関しては、INTEGRA社のサポートも利用できました。使用方法を教えていただいたVIALINKピペット管理ソフトウェアは、非常に使いやすいものです。今では、プロトコルに応じたボリュームの微調整が自分たちで簡単にできるようになりました。その後、VIAFLO電動ピペットとVOYAGERチップ間隔可変ピペットを新たに導入しました。これはプレート移動の作業に最適です。また、ASSIST自動化助手も導入しました。これは検量線作成を一部自動化するために使用します。現在は、ワークフロー向上のためにASSIST PLUSピペッティングロボットの購入も検討しています。」

「今では、メリットの大きいINTEGRA製のピペットのみを使って、すべての液体分注処理を行っています。スループットが飛躍的に改善され、多くの時間を節約できただけでなく、アッセイのパフォーマンスも向上しました。研究結果の再現性がはるかに高くなりました。その上、エラーリスクも低減しています。まさに私たちのワークフローに革命をもたらしたのです」と、マクファーラン教授は締めくくりました。

Brian McFarlin works with INTEGRA VIAFLO 96 channel pipette
Photo courtesy of University of North Texas

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