ウイルス学研究において、ASSIST PLUSがどのように柔軟性を提供するのか

· ユーザー証言

ウイルス学研究において、ASSIST PLUSがどのように柔軟性を提供するのか

ウェブスター家寄託 ウイルス病因学講座(Webster Family Chair in Viral Pathogenesis)に所属し、同グループの主任研究者であるMiguel Quiñones-Mateu教授は、次のように説明しています。「研究室では幅広い分野の研究を行っています。主に、感染や病原性など、薬剤耐性ウイルスの特性に関心を持っており、HIV感染を撲滅するために、この研究を新しい薬物戦略の評価に応用しています。」

費用対効果が高く、コンパクト

研究室環境でスペースを最大限に活用することは不可欠であり、Miguel教授の研究室では設置面積が小さい経済的なシステムが必要でした。「私たちは、細胞培養、PCR、次世代(ディープ)シーケンシングなど、一連の技術を用いて研究を行っています。いまの仕事に就いたとき、ここでは前の研究室で使っていたロボットや装置をすべて購入する金銭的・空間的な余裕がないことは分かっていました。INTEGRAについては、長年共同研究を行っている同僚から聞いており、彼からは、従来のロボットに比べて柔軟性があり、省スペースで低コストであるからという理由でASSIST PLUSピペッティングロボットを勧められました。ASSIST PLUSは、高価で作業が指定されている装置を何台も必要とすることなく、こちらが必要とするすべてのことを僅かなコストで行うことができます。」

INTEGRA Biosciences製ASSIST PLUSピペッティングロボットを操作する二人の研究者
Photo courtesy of University of Otago

独立型ピペットまたは統合システム

VOYAGERチップ間隔可変ピペットは、独自のチップ間隔電動調整を特徴とし、さまざまなサイズとフォーマットの実験容器間で複数の試料を迅速に同時分注させることが可能です。このピペットはハンドヘルドデバイスとして単独で使用したり、ASSIST PLUSピペッティングロボットに取り付けたりすることもでき、優れた再現性とエラーのないピペッティングを実現します。Quiñones-Mateu教授は次のように続けます。「VOYAGERピペットを外して単独で使用できるということは、指定されたロボットが一定時間アイドル状態になることがないという意味であるため、非常に大きな違いをもたらします。チューブから96または384ウェルプレートにRNAサンプルなどの液体を分注する際には、VOYAGERピペットを単独で使用することが多いです。チップ間隔が調整可能であるため、非常に操作が簡単です。」

柔軟性、柔軟性、柔軟性

ASSIST PLUSおよびVOYAGERチップ間隔可変ピペットの組み合わせにより、さまざまなワークフローのニーズを満たす柔軟性が提供され、ユーザーは事前にプログラムされた設定に従ってピペッティング作業を自動的に行うことができます。「このシステムを非常に気に入っています。操作が簡単でいろいろなことに対応できます。われわれが研究している分野は幅広く、使用している技術もさまざまであるため、柔軟性が非常に重要となります。ASSIST PLUSは、創薬ワークフローだけでなく、その他の多くの作業にも使用しています。例えば、われわれはキガシラペンギンのメタゲノミクス研究を行っています。この鳥類はニュージーランドで絶滅しつつあり、その理由を解明しようと取り組んでいます!このペンギンから採取したサンプルのDNAとRNAを分離するために、プラットフォームを使用して磁気ビーズベースの精製ワークフローを含むワークフロー全体を自動化しています。非常に用途が広いのです。今は、細胞や薬剤の分注からペンギンサンプルのワークフローの自動化に移る段階ですが、本当に素晴らしいことです。」