タンパク質翻訳の研究における時間削減とスループットの向上

· ユーザー証言

タンパク質翻訳の研究における時間削減とスループットの向上

Anima Biotechでは、線維症、RSウイルス、がん、ハンチントン病など根本的な治療法のない複数の治療分野で横断的な戦略を開発するため、たんぱく質合成モニタリング(PSM)プラットフォームを使用しています。主席PSMテクノロジー・サイエンティストのDr. Wissam Mansourは次のように言っています。「私たちの仕事は翻訳調節に焦点を当てており、標的タンパク質の生産を減少または増加させる小分子を調べています。私たちは、tRNAを蛍光タグで標識し、署名ペアを目的の細胞にトランスフェクトするという独自の技術を使用しています。これにより、結果のFRETシグナルの変化を研究することにより、標的タンパク質の翻訳を視覚化し、監視することができます。タンパク質産生を調節する化合物を特定することで、治療が困難な病気と闘うための新しい戦略を開発できます。」

スピードアップとスループット向上

妥当な価格、そしてコンパクトで使い易く、生産性を高めるピペットを必要としているラボにとって、VIAFLO 96/384ハンドヘルド電動ピペット  は理想的なソリューションです。Dr.Mansour は、さらに、次のように言っています。「アッセイ開発の初期段階、その後のヒットバリデーションやヒット・トゥ・リードの段階では、少ない数のマイクロプレートで作業します。今までは、8チャンネルや12チャンネルのピペットを使用して手動で行なっていました。1回で384のウエルに分注することはできなかったので、多数回のトランスファーが必要で、面倒で時間のかかる作業でした。そこでスループットを高めたいと考え、VIAFLO 96/384に投資することにしたのです。VIAFLO 96/384は384ウエルプレート全体にサンプルや試薬を1ステップで移動できるため、プレートあたりの操作時間が80%削減でき、スループットは大幅に向上しました。」

Dr Wissam Mansour using the VIAFLO 96/384 handheld electronic pipette
Photo courtesy of Anima Biotech

精度と再現性の向上

VIAFLO 96/384は24、96、384のサンプルを1回で移動できるため、プレート準備のスピードアップだけでなく、人手による複数回の移動の場合に比べて、ピペッティングの再現性も大幅に向上します。「VIAFLO 96/384は色々な用途に使用しています。細胞播種、染色、免疫蛍光検査、CTG細胞毒性分析、さらには、化合物の移動や用量反応試験などです」とDr. Mansourは言います。「プレート全体を1回で処理できることは、全てのウエルに試薬を同時に添加することが不可欠な細胞毒性分析などの実験には特に重要です。VIAFLO 96/384でピペッティングの精度も再現性も大幅に向上しました。384ウエルプレートに同じ精度でピペッティングトできる人間の手など存在しないからです。」

「VIAFLO 96/384を使い始めて2年半になりますが、速くて確実、そして操作も簡単です。ピペッティングヘッドは素早く迅速かつ簡単に交換でき、ピペットのプログラミングも単純明快です。とてもユーザーフレンドリーで、私たちの仕事の大きな助けになっています。」とDr.Mansourは言っています。

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