How and which INTEGRA laboratory consumables can be recycled

リサイクル対象のINTEGRA消耗品とそのリサイクル方法

当社は埋め立てや海洋投棄されるラボ用プラスチックをなくすことを目指しています

空のラック、インサート、チップをリサイクルするには何をすればよいか

ECOラック(PET)

圧縮されたECOラック(3xxxシリーズ)は、最寄りのPETリサイクル業者で簡単に処理できます。新しいPETの製造は非常にエネルギー多消費型で、PET焼却時のエネルギー回収量は僅かです。PETリサイクルから得られる環境的利益はプラスチック材料の中で最も高い1です。

さまざまなサイズのチップ用ECOラック

ポリプロピレン製ラック(PP)

ポリプロピレン製ラック(4xxxと6xxxシリーズ)およびECOラックインサートは、約1000 km以内に回収・選別・リサイクルのインフラがあれば現地で処理可能であり(これ以上の距離を輸送するとCO2のバランスが崩れ、リサイクルのメリットがなくなります)、新たにPP1を合成する場合に比べて環境汚染が半分以下に抑えられます。​リサイクルが利用できない場合は、セメント工場または廃棄物処理プラントでの焼却によるエネルギー回収が最善の選択です。

さまざまなINTEGRAピペットチップラック

リザーバーおよびチップ(汚染されたもの)

使用済みのリザーバーやチップは、有害化学物質または生物剤による汚染リスクがあるため安全にリサイクルできません。 しかし、「グリーン」なオプションがないわけではありません。使用済みプラスチックは、エネルギー回収プラントで焼却処分してエネルギーを生成し、埋め立てを防ぐことができます。

どのような回収サービスが提供されていますか?

世界中の多くの研究所では、ラック、インサートなどのプラスチック廃棄物や汚染されたチップやリザーバーのエネルギー回収焼却のため、独自の地域リサイクルプログラムを実施しています。

しかし、リサイクルプラントが現地で利用できないとき、機器や消耗品のメーカーが大量のポリプロピレンの個別回収サービスを提供することは、実用的でも環境に優しいことでもありませんが、それは私たちが解決に向けて取り組んでいないという意味ではありません。INTEGRAは現在、埋め立てや海洋投棄されるラボ用プラスチックの削減を目指して、志を同じくするピペットチップメーカーと協力しています。目標に向けた第一歩として、2019年12月にベルリンでSpectaris主催のピペット製造者会議が開催されました。

INTEGRAの消耗品にはどのようなプラスチックが使用されていますか。

主に3種類のプラスチックを使用しています。

05 Polypropylene (PP) ポリプロピレン
(PP)

PPは透明で軽く、化学薬品耐性があり、オートクレーブが可能です。また、低生体分子結合を示し、サンプルに浸出する可能性のある添加物は含まれていません。さらに高品質を実現するために、GripTipsはDNase、RNase、エンドトキシン、パイロジェンを含まないバージンPPを使用して製造しています。また、一部のリザーバーにもPPを使用しています。チップ製造から出るリグラインドは標準ラックを成形するために使用しています。

01 Polyethylene (PET) ポリエチレンテレフタレート
(PET)

PETは主にリサイクルされ、少ないプラスチックを使用して剛性の高いラックに成形できるため、ECOラックに使用しています。

06 Polystyrene (PS) ポリスチレン
(PS)

PSは透明度が高く、安価で水溶液に最適なため、当社の標準リザーバーに使用しています。

消耗品はどのようにリサイクルできますか。

再顆粒化し再利用

無害なプラスチック製ラボ廃棄物は、回収されボール状に圧縮されたあと選別プラントに送られ、そこでプラスチックの破砕、洗浄、選別が行われます。シングルソートされたベールはリサイクル業者に送られ、新しいプラスチック製造の原料用に再顆粒化されます。しかし、このプロセスにはコストがかかり、ほとんどのプラスチックは材料特性の変化により、一度しかリサイクルができません。このようなリサイクル材料は脆く、一般に収納箱や庭園家具などの低応力用途に使用されます。当社はリサイクル設計(Design for Recycling)ガイドラインに従って、ラックのリサイクル性を継続的に向上させています。
 

消費量の削減

INTEGRAチップ製造で発生する余剰部材は、社内でラック製造に再利用することで、廃棄物ゼロの製造を実現し、バージンプラスチックの使用量を削減しています。

 

1 Turner DA, Williams ID, Kemp S. Greenhouse gas emission factors for recycling of source-segregated waste materials.(発生源分別廃棄物のリサイクルに伴う温室効果ガス排出係数)エルゼビア(Elsevier) 2015。