電動ピペットを使うべき5つの理由

· 製品ニュース

電動ピペットを使うべき5つの理由

1. 大幅に向上した人間工学

長時間のピペッティングは苦痛なもので、反復性緊張損傷(RSI)が生じる恐れもあります。電動ピペットを使用すれば、もう、ノブやプランジャーをひねってピペッティング容量を調整する必要はありません。ボタンを1回押せばピストンが自動的に動くので、プランジャーを押し下げる必要もありません。親指や手首、手の全体が、とても楽になるのです!

人間工学が大切な理由について、詳しくはこちらをご覧ください。

Ergonomic pipettes: Graphic of a hand, orange spot on palm to indicate hand pain from pipetting

2. 精度と再現性の向上

電動ピペットは、モーターでピストンの動きが制御されているので、常にプログラムされた容量を正確に吸引し分注します。毎回同じ方法で実行するように、液量やピストン速度などのピペッティングプロトコルは、あらかじめ設定してピペットに保存しておくことも可能です。全員が同じピペッティングプログラムを使用することで、再現性が向上して、人的ミスが最小限に抑えられ、オペレータ間のばらつきを防ぐことができます。再現性の向上は、より良い結果が得られるということです!

プロのようにピペットを行う方法に関する10のヒントを手に入れましょう。

Poster with pipetting tips on how to use a pipette

3. 1台のピペットに4つのアプリケーション

1台の電動ピペットで、4種類の実験器具の仕事がこなせます。例えば、VIAFLOやVOYAGER電動ピペットの数ある標準メニューの中には、標準ピペッティング、連続分注、希釈、滴定用のプログラムが搭載されています。使用法:

  • 連続分注ピペットの代わりに、連続分注モード
  • ダイリューターの代わりに、サンプル希釈モード
  • 手動ピペットの代わりに、ピペットモード
  • 滴定装置の代わりに、手動ピペットモード

必要に応じて適切なプログラムを選択するだけで、4つのアプリケーションすべてを同じ電動ピペットで実行できます。

4. 簡単なキャリブレーション

電動ピペットのキャリブレーションは、簡単かつ迅速に行えます。必要なのは、ピペットの性能を(例えば重量法で)確認し、目標の分注量に対して実際の分注容量を入力することだけです。そうすると、ピペット自身がセルフキャリブレーションを行います。キャリブレーション (容量校正) リマインダーは、GLP/GMPラボで特に重要なSOP遵守を支援するためにも利用できます。それだけではなく、通常は1台の電動ピペットは2台の手動ピペットを置き換えることができます。電動ピペットはモーターによって、はるかに短いストローク距離で、正確で精密、再現性の高い制御がなされて、より良いスペックでより広範囲の分注量が可能になるからです。ピペットのメンテナンスは1台で済むため、キャリブレーションにかかる時間とコストが削減できます。

ピペットの性能が素早く確認できる方法を紹介します。

Poster on how to calculate the accuracy and precision of a pipette

5. 複雑なピペッティングプロトコルを簡素化

ヒューマンエラーは、あらかじめ設定されたプログラムによって最小限に抑えることができます。ユーザーはこのプログラムの指示に従って、分注量や分注回数などの基本的なパラメータを入力します。その簡易な方法以外に、多くの電動ピペットでは、ユーザーがステップベースのカスタムプログラムを定義して、一連のプロトコルを最初から最後までカスタマイズすることも可能です。

INTEGRA electronic pipettes are pre-programmed with a number of standard functions

そして、あなたに疑問が残っている場合に備えて、最もよくある誤解について取り上げてみましょう。

電動ピペットは使い方がとても複雑

いいえ、複雑ではありません。多くはスマートフォンのように簡単に使えます。ボタンの数がより少なく、タッチホイールでメニュー選択や容量設定が簡単にでき、ユーザーフレンドリーで誰でもアクセス可能な設計という優れものがあります。VIAFLOとVOYAGERのピペットのように、フルカラー画面でフルテキスト(略語不使用)表示の ピペットもあり、プログラムの設定がわかりやすく、迷ったり困ったりすることはありません。もちろん日本語を含む多言語に対応しています。

VIAFLOおよびVOYAGER PIPET MODEの動画をご覧になり、電動ピペットが簡単に使える様子をご確認ください。

電動ピペットは必要なときに充電されていないことがある

大半の電動ピペットは、数千回のピペットサイクルに使える充電池が内蔵されています。充電し忘れた場合は、充電しながら作業することができます。また、ほとんどの電動ピペットは、使用していないときには自動充電スタンドに置けるので、いつでも使用の準備ができています。何年も使用して電池の交換が必要になったときは、この優れた電動ピペットでは、ものの1分もあれば、古い電池を取り外して新しい電池をセットすることができます。

INTEGRA electronic pipettes on a charging stand

電動ピペットは高い買い物だ

一般に、電動ピペットは手動ピペットよりも費用がかかりますが、極めて短期間で採算が合います。とくに、1台で実際には複数の実験器具の作業を行えるということを考えてみてください。手動ピペッティングよりも、作業が速く、正確に、問題は少なく実行できるので、生産性が向上します。人間工学的にも非常に優れています。前述したように、電動ピペットは1台で手動ピペット2台分の役割を果たす場合も多く、手動ピペットよりも良いスペックで、扱える量の範囲も広くなります。必要な量の範囲と精度に応じて、電動ピペット1台で、必要をすべてまかなえる可能性があります。

VOYAGER マルチチャンネルピペットを使用したチューブからプレートへの移動

電動ピペットは洗浄や滅菌が面倒

面倒ではありません! 手動ピペットと全く同じ方法で、エタノールか、イソプロピルアルコール、または市販の消毒液で拭き取ることで、通常は洗浄できます。ほとんどの電動ピペットの下部(液体、蒸気、その他の汚染物質と接触するピペットの部分)は、必要に応じてオートクレーブ滅菌が可能です。

 

VIAFLOVOYAGERのピペットを使えば、生産性の飛躍的アップが簡単に実現する様子をチェックしてみましょう!

INTEGRA’s range of electronic single channel pipettes and electronic multichannel pipettes.

ご質問は有りませんか?喜んでお答します。