INTEGRAの自動化ソリューションでバイオ医薬品の開発スピードを加速させる

· ユーザー証言

INTEGRAの自動化ソリューションでバイオ医薬品の開発スピードを加速させる

固形がんや自己免疫疾患と診断された患者は、多くの場合、治療選択肢が限られており効果に乏しいことがしばしばです。免疫系がどのようにがん細胞を認識して標的とし、破壊するかを理解することは、このような困難な病態に対する代替治療法を開発する上で極めて重要です。3T Biosciencesはスタンフォード大学からのスピンアウトとして2017年に設立され、新規のペプチド-HLA標的をターゲットとする二重特異性T細胞誘導抗体の開発を専門にしています。同社独自の3T-TRACE™プラットフォーム技術は、多様なターゲットライブラリと機械学習アルゴリズムを活用しており、患者の免疫反応から、新規のT細胞受容体と標的を同定し検証する作業がおこなわれています。そうすることで、治療標的となりうる、固形がんで最も一般的な免疫原性標的を検出することができます。

3T Biosciencesのチームはこれまで、EVOLVE手動ピペットVOYAGERチップ間隔可変電動ピペットVIAFLO 96電動プレート分注機など、INTEGRAの様々なピペット・分注機を数年間にわたって使用してきました。しかし、会社の拡大に伴い、標的探索や治療法開発の効率を高めるために自動化ソリューションの必要性が高まってきました。3T Biosciencesのアソシエイト・サイエンティストであるジェイク・クライナー氏は次のように説明します。「チームは、正確性と再現性をさらに高めるため、ミスが起こりやすい手作業による分注への依存を減らし、プロトコルを標準化したいと考えていました。社内にはオートメーションに精通した専門家がいないため、実験室・オートメーションの専門家でなくても、様々な実験プロトコルを作成・修正できるユーザーフレンドリーなソリューションを求めていました。私たちはこれまでのINTEGRAの機器に満足していたため、信頼できるパートナーとして、また同社を選ぶことは簡単でした。」3T Biosciencesの実験室は、ノーマライゼーションとサンプル分割作業でのタンパク質の分配を自動化させるため、D-ONEシングルチャンネル分注モジュールを装着させたASSIST PLUS分注ロボットを導入しました。とりわけチームメンバーの心をつかんだのは、このプラットフォームが既存のクリーンベンチ内に収まるコンパクトなサイズであり、細胞培養作業に理想的である点でした。ASSIST PLUSは、既存のVOYAGER VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットを自動化するのにもご利用いただけます。

Jake Kleiner
写真提供3T Biosciences

実験室の自動化をより身近で効率的に

3T Biosciencesでは、ASSIST PLUSを採用することでワークフローが大幅に改善され、人為的ミスの低減と、リキッドハンドリングの一貫性の向上が達成されました。このシステムは、プロトコルの実行を標準化することから、レンチウイルスの産生やトランスフェクションなど、異なるユーザーや実験間でも均一な結果を確保するのに役立ちます。反復的な作業を自動化することで、手作業による負荷が減るため、スタッフはその時間を使って、より複雑で専門的な他の仕事をすることができます。

3T Biosciencesでは、VIALAB分注自動化ソフトウェアを使用してASSIST PLUSのプロトコルを作成しています。クライナー氏は、実験室の多様なワークフローにオートメーションを組み込むための陣頭指揮をとっており、VIALABを活用することで、広範なプログラミングの専門知識がなくてもプロトコルを作成できるようになっています。彼はこの技術について次のように語ります。「オートメーションという仕事は、私の仕事の中で最も楽しい部分のひとつになりました。私のプログラミングの経験は限定的ですが、VIALABを活用して高度な実験室・オートメーションを実現し、効率を高めて更なる科学的成果を生み出すことができました。VIALABのユーザーフレンドリーなグラフィカル・インターフェースと、直感的でわかりやすいプロトコルのおかげで、専門家でなくても、複雑なワークフローを迅速かつ簡単に設定して実行できます。おかげさまで、増大し続ける実験室特有のニーズに応えることができ、将来的なアプリケーションの可能性にも柔軟性が生まれています。」

Jake Kleiner
写真提供3T Biosciences

将来の成長のために自動化を拡大する

クライナー氏や彼の同僚は、INTEGRAのサービスチームにも好感を持っており、その即応的な対応や、顧客からの問い合わせを適切な専門家につなぐ効率の良さを評価しています。装置の性能に加えて、こういったサポート体制により、3T Biosciencesでの自動化の導入は違和感なくストレスフリーなものとなりました。同社は今後、より多くのリキッドハンドリングプロセスに自動化を組み込むことで、ハイスループットスクリーニングのキャパシティを高め、より複雑な生物学的アッセイのワークフローを最適化し、治療薬探索に向けて、標準化されたプロトコルをさらに開発できるようにすることを目指しています。

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