がんセンターの白血病研究をアシスト

· ユーザー証言

がんセンターの白血病研究をアシスト

血液から遺伝子型へ

Yvette氏のグループは骨髄不全や骨髄異形成症候群(MDS)を発症させるリスクファクターやメカニズムの発見に取り組んでいます。骨髄不全やMDSはどちらも加齢に関連する疾患であり、白血病の発症リスクを高めます。最近このラボではDNA抽出プロジェクトが開始され、タイプの異なる実験機器間のピペッティングプロセスを合理化するため、VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットを使用しています。

ボタンを押すだけでチップ間隔を変更できるため、このワークフローには理想的だとYvette氏は言います。「大きなバッチのサンプルで血液から遺伝子型にスピーディに進めることを目的に、この新しいプロジェクトはスタートしました。8チャンネル VOYAGERをすでに持っていたので、ゲルのローディングにはこれを使用しています。ですが、このプロジェクトのために、容量の大きい6チャンネルVOYAGERを購入することにしました。サンプル抽出プロセスが素晴らしくスピードアップし、200 µl の血液をコレクションチューブから96ウェルフォーマットに正確かつ効率的に移動できます。その後のDNA単離プロトコルにはVOYAGER ピペットを引き続き使用します。高容量と低容量の両方のVOYAGER ピペットを持つことで、リフォーマットはとても簡単になりました。どんな容量でも大丈夫です。」

電動ピペットの自動化

VOYAGERに感動し、チームはさらに製品を拡張することを検討しました。そこで、もう1つの製品が全員の目に止まったのです。Yvette氏は続けます。「INTEGRAの営業と話をし、ASSIST PLUSピペッティングロボットのデモを手配しました。このロボットがグループにとってどれほど役立つかは一目瞭然でした。とても汎用的なプラットフォームで、非常に多くの用途に使用できるのです。VOYAGERをシステムにマウントすると、私たちが設定したプログラムでピペッティング作業を自動的に実行します。大きなバッチのサンプルをマニュアルでピペッティングするのとは比較にならないほど、はるかに作業効率が良くなります。VIALABカスタムプログラミングツールのユーザーインターフェイスは明確かつ直感的です。ASSIST PLUSを使いたいスタッフは、誰でも簡単に自分のプロトコルに必要な設定ができます。また、ピペットを切り離して使用することもできます。つまり、必要であれば、VOYAGERを外して、マニュアルでサンプルを準備することができます。多忙を極めるラボで、このようなフレキシビリティが得られるとは驚きです。ASSIST PLUSはもともと、DNA抽出プロジェクトのために購入したのですが、これをラボに導入した今では、何にでも使っています。投資する価値は十分にありました。」

高いスループットと精度の向上

Yvette氏の忙しいラボでは、効率的で信頼性のあるワークフローが不可欠です。INTEGRAピペットは、最初から最後までシームレスに多様な作業の側面に適合します。「DNAを抽出すると、MDSや白血病の要因となる可能性のある突然変異をスクリーニングするため、NGSシーケンシング用のPCRを使用してライブラリーを作成します。ASSIST PLUSは、極めて低容量のピペッティングにも優れているため、384ウェルプレートの使用が可能になり、さらに多くのサンプルを処理することができます。以前はこのようなプレートの使用は不可能でした。しかし、ASSIST PLUSの精度があれば、結果の正確性と再現性に確信が持てます。また、全体プロセスが大幅にスピードアップし、退屈な作業が減り、ヒューマンエラーの可能性が低減します。このプロジェクトではシーケンス用サンプルが約6,000あり、それが自動化プロセスを希望した理由でした。その結果、スループットが飛躍的に改善しました。」

パーフェクトなラボパートナー

「最近では、サンプルのプーリングやシーケンシング前のマグネティックビーズDNAクリーンアップにASSIST PLUSを使用することを考えています。現時点ではクリーンアップは非常に面倒なため、このプロセスの自動化は本当に素晴らしいものとなるでしょう。INTEGRAはプロトコル開発に関しても良いアドバイスを提供してくれ、カスタマーサポートも優れています。プログラムアップグレードの提案など私たちのアイデアも取り入れられ、意見を聞いてもらえるので、十分なサポートが得られていると感じられます。」

「INTEGRAとその製品シリーズには非常に満足しています。ASSIST PLUSによる自動化がグループ全体に与えるベネフィットは非常に大きく、私たちのワークフローの中で多くの用途に使用できます。自動化は私たちに高精度という確信を与えてくれ、今回のように大量のサンプルの取り扱いからくるラボ作業の退屈で反復的な側面を排除してくれます。ASSIST PLUSは理想的なラボパートナーです。使用の順番待ちの列ができるほどで、今では頼りになるチームメンバーです」とYvette氏は語っています。

Yvette Hoade, a research technician in the Payne Laboratory, Department of Haematology, at University College London’s Cancer Institute
Photo courtesy of University College London’s Cancer Institute

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  • Stephanie Stursberg

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