VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットでオピオイド依存症対策に取り組む

· ユーザー証言

VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットでオピオイド依存症対策に取り組む

 

オクラホマ州タルサにあるAxis Healthcareは、心身一体的なアプローチで診療を行う家族経営の診療施設で、一次医療・疼痛管理から皮膚科診療・行動保健学的治療に至るまで、幅広いサービスを提供しています。同社は、単に薬を処方するだけではなく、総合的治療を提供することによって薬物乱用と戦っている人々を手助けすることを目指しています。毒性検査はこの診療施設の依存症治療サービスの一部であり、地域内の複数のクリニックにおける患者数の増加に対応するため、研究者らは拡大を続けるアウトリーチ型検査室内で精力的に働いています。Axis Healthcareの検査室統括監督者であるダニエル・バーグナー氏は、同社の提供する各種のサービスについて次のように説明してくれました。「私たちの検査室では実に様々な検査を行っています。毒性検査に加えて、新型コロナウイルス感染症のPCRアッセイや尿路感染症検査のほか、その他のさまざまな疾患の検査も扱っています。当施設のPCR検査室では、生産性を最大化し、迅速で信頼性の高い診断を提供するため、VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットを活用しています。」

指数関数的な増大の時期

これらの万能なピペットソリューションのおかげで、検査室では近年の大幅な検査数の増加に対応することができました。同社はもともと、新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生後、臨床現場即時検査の必要性が初めて拡大した時に、INTEGRA製品に投資しました。同社はそれ以来、さまざまなワークフローに合わせて複数のサイズと容量に対応すべく、VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットのレパートリーを拡大してきました。ダニエル氏は次のように付け加えます。「当施設の臨床検査サービスの1日あたりの需要は、それまでの100検体程度から、パンデミック下では1000検体を超えるほどに急速に増加しました。サンプル採取場所を複数設けており、検査を受けようとする人々の車が列をなしていました。INTEGRAのマルチチャンネルピペットソリューションは、この時期に私たちが検査可能数を迅速に増大させるのを可能にしてくれて非常に感謝しており、現在も検査能力の強化に寄与し続けてくれています。」

Axis HealthcareのPCR検査室でVOYAGERチップ間隔可変電動ピペットを使用する研究者。
写真提供Axis Healthcare

迅速で信頼性の高い結果

患者と医療従事者の双方のニーズを満たすため、医療現場ではスループットと同じくらい精度と正確性が重要になります。VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットは、PCR検査時にフォーマットの異なる実験容器間で複数のサンプルを迅速に移動できるだけでなく、人的ミスを最小限に抑え、正確なピペット作業を実現する直感的な操作性も伴っています。ダニエル氏は次のようにコメントします。「私たちはVOYAGERピペットの機能性に非常に満足しています。チップ間隔の調整が電動で行えるため、使いやすく、検査手順のすべての段階で一貫したピペット作業が可能です。液体クロマトグラフィー/質量分析法(LC-MS)、使用薬物確認、PCRなど、複雑な分析をハイボリュームで実施できるうえ、ピペットの性能が高いおかげで、自分たちが行っている検査に絶対の自信を持つことができます。」

依存症回復のための継続的サポート

「VOYAGERピペットは、PCR検査室でのスムーズで高精度かつ正確な検査に不可欠な要素となっています。特に毒性検査の分野では検査数が爆発的に増加しており、検査需要が収まる気配はありません。このような増加傾向の中で、万能なVOYAGERピペットが今後も私たちをサポートしてくれると確信しており、将来的には毒性検査室にもこのピペットを導入するかもしれません。また、私たちがオピオイド依存と闘う患者を引き続き支援しながら、将来的に必要に応じてさらに自動化を進めていく上で、INTEGRAはその良き相棒となってくれるでしょう」とダニエル氏は締めくくりました。

voyager adjustable pipette