VOYAGER 電動ピペットは、薬理ゲノミクス検査のための DNA 抽出に有用です

· ユーザー証言

VOYAGER 電動ピペットは、薬理ゲノミクス検査のための DNA 抽出に有用です

エルパソ疼痛センターは、医療モニタリングから低侵襲疼痛処置まで、あらゆる疼痛管理サービスを提供しており、テキサス州およびニューメキシコ州に13箇所のサテライトクリニックを有しています。すべての施設で得られた生体サンプルは、処理をするために中央研究室に運ばれ、チームはそこでPGx、毒物学的、網羅的、および栄養学的な一連のパネル検査、ならびにCOVID-19検査を行います。PGx解析は、特定の医薬品の代謝に影響を及ぼすことが知られている遺伝的変異を特定するのに使用されます。この遺伝的変異は、疼痛管理に医薬品が効かなくなったり、望ましくない副作用が生じたりする原因となります。PGx解析により、より個々の患者に合わせてパーソナライズされたアプローチの提供が可能になります。

一刻も早く答えを見つけ出すために

エルパソ疼痛センターの検査室は、口腔スワブから採取した唾液サンプルに対して、毎週約 45件の PGx検査を実施しています。エルパソ疼痛センターの臨床検査マネージャーであるMaria Esquivel氏は次のように説明しました。「私たちの主たるゴールは、患者さんのために迅速なターンアラウンドタイムを維持することです。そうすることで、患者の皆さんは、結果を受け取って必要なケアを極力早く受けることができます。PGx検査は速さが極めて重要であり、結果を迅速に患者に戻すことによって、患者に対して、自身の疼痛管理に有効となる医薬品の特定に一歩近づいたという希望を与えることができます。VOYAGERチップ間隔可変電動ピペットの使用により、ターンアラウンドタイムが短縮され、精度の高さも実証されたことから、私たちの結果は正確で信頼できるものであると言えるでしょう。」

Maria Esquivel is working with an INTEGRA VOYAGER pipette doing DNA extraction for pharmacogenomics testing at the El Paso Pain Center.

プレートに応じてステップアップするフレキシブルなツール

VOYAGERには幅広い用途があり、使いやすいデザインになっていることから、研究室のインフラとして不可欠なものとなりました。今やこのピペットは、日々の作業とワークフローで重要な役割を果たしています。「DNA抽出は96ウェルプレート中で行いますが、解析には384ウェルプレートを使用します。このハンドヘルドピペットは、このようなフォーマットの異なる実験容器間で迅速にサンプルを移すのに非常に便利であり、この時に発生する反復作業がスピードアップします」と、Maria は続けます。ボタンをクリックするだけで、チップ間隔を自動的に調整することができるので、片手で作業することが可能です。また、VOYAGERは、ピペット操作でミスや反復運動過多損傷を起こす可能性を低減します。

疼痛管理をより多くの患者に

エルパソ疼痛センターは、鎮痛に対する有効なソリューションをより多くの人が利用できるようにするため、継続的に拡大しています。したがって、処理しなければならないサンプルの量は、今後も増加し続ける一方です。「私たちはこの製品に非常に満足しており、INTEGRA との関係を継続していきたいと思っています。より多くの患者さんに対応できるように、近々いくつかのクリニックを新設する予定です。需要の増加に対応し、迅速なターンアラウンドタイムを維持するため、さらに多くのVOYAGERピペットが必要になるでしょう」、とMaria は締めくくりました。