SARS-CoV-2抽出をより迅速かつ簡単にするピペッティングソリューション

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SARS-CoV-2抽出をより迅速かつ簡単にするピペッティングソリューション

より多くを迅速に処理

多くのラボにとって、ワークフロー中に最初に遭遇するボトルネックのひとつは、PCRスクリーニングのため、RNA抽出の前に、鼻/喉検体採取用綿棒チューブからマイクロプレートまたは同様のラボウエアフォーマットへと移行する必要がある患者サンプルを大量に抱えていることです。INTEGRAのチップ間隔可変ピペットVOYAGERは、この作業に理想的に適合しており、ボタンに触れるだけで異なるタイプのラボウエア間でチップ間隔を自動的に調節します。これにより、シングルチャンネルピペットで起こり得るエラーが発生することなく、最大12サンプルを綿棒チューブからプレートへと極めて迅速に、同時に再フォーマット化することができます。スループットをさらに向上させたい場合は、VOYAGERにASSIST PLUSピペッティングロボットを組み合わせることができます。これにより、大半のラボが負担できる価格で、マルチチャンネルピペッティングのスピードと無人自動化の利便性の両方を手に入れることができます。

4チャンネルVOYAGERピペットを用いて、患者サンプルを綿棒チューブからプレートに移す科学者

効率的なウイルス抽出

サンプルをマイクロプレートフォーマットに配置すると、コンパクトなVIAFLO 96/384ハンドヘルド電動ピペットが、一度で96または384サンプルを同時に移行し、マイクロプレートの全体または一部に迅速かつ簡単に充填させることができます。このユーザーフレンドリーなソリューションは、核酸抽出に非常に適しており、VOYAGERとASSIST PLUSと組み合わせることで、幅広い抽出法に互換性を発揮します。例えば、真空マニホールドを使用した多様なシリカベースキットや、最も一般的な磁気ビーズ抽出キットなどと互換性を有し、この段階でのスループットをさらに向上させます。

SARS-CoV-2 RNA抽出を自動化するASSIST PLUSピペッティングロボット

将来性のある操作

これらの機器は使い勝手がよく、PCRベースのスクリーニングワークフローを高速化させてCOVID-19に関連する喫緊の要求に応える必要があるラボにとって理想的です。これらの機器はハンドヘルドデバイスのシンプル性と、日常業務を合理化する便利な特徴を兼ね備えており、複雑な導入手続きを必要とせず、また、専門的訓練を実施したりスタッフが新規プロトコルの開発に時間を費したりする必要がありません。

また、重要なことに、ワークフローが変化し、COVID-19の検査需要が今後収まった際にも、これらのシステムは柔軟性を備えているため、ラボ内では常にその利用目的が確保されます。ELISAおよびタンパク質精製から、サンプルの再フォーマット化およびプレート複製まで、INTEGRAのピペットは、広範なライフサイエンス全般のタスクおよび診断タスクが容易に行えるようにデザインされています。

SARS-COV-2 RNA抽出ワークフローを加速するVIAFLO 96/384電子ピペット